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バイクスクーターには、一般的なバイク(以下単にオートバイ)と異なるいくつかの特徴があります。オートバイはホイールベースの中心付近に重量物(エンジン、トランスミッション)を置き、チェーン等を介してスイングアームに取り付けられた後輪を駆動します。そのため重心が車体の中央近くにあることになります。一方スクーターの多くは、スイングアームにエンジン、トランスミッション、後輪等の駆動系を一体化した「ユニットスイング」と呼ばれる機構を採用しています。そのため重心が後よりになり後輪のバネ下荷重が大きくなり、また比較的小径のタイヤを用いるため、路面の凹凸を拾いやすく直進性も劣ります。
スクーターにとって大きな特徴になるステップスルーを可能にするために、フレーム形状はある程度限定されます。そのためバイクで採用されるダイヤモンド型やクレードル型といった自由度の高いフレーム形状を用いることができないので、車体剛性は限定されたものになります。 多くのバイクでは膝でタンクを挟むことにより操作性を増すことが出来ますが、スクーターではこのニーグリップするためのタンクがないため、車体に対する人体の一体感が乏しいようです。ただし、車種によっては座席前方中央部に突起があり、下半身と車体を一体化しやすくしたものもあります。
スクーターでもこれらの問題に対するメーカーの回答として、一部の大排気量のスポーツタイプにはユニットスイングを用いず比較的大径のタイヤを履くものが見られ、エンジンも2気筒程度のものが採用されています。エンジンをおくスペース等にも制限があるので、バイクに見られるV型2気筒、直列2気筒、直列4気筒といった多気筒のエンジンを搭載することが難しく、多くは軽量かつ小型な単気筒のエンジンが採用されています。
車体はフルカバードされており、内部機構へのアプローチするには車体を覆うカウルを外す必要があります。このためカウルを持たないバイクに比べると整備性が低いです。 利便性はスクーターが圧倒的に高いでしょう。標準で大きな収納スペースを持つ場合が多く、ヘルメットや雨具だけではなくさまざまな物品を収納することができます。そのため、買い物、通学通勤のみでなく、ツーリングにも便利です。