バイク

原動機付自転車

自転車に小型のエンジンを付けた乗り物が原動機付自転車の起こりです。日本でも第二次大戦後大いに流行し、既存の自転車にとりつけるエンジンキットも市販されていました。大手オートバイメーカーであるホンダ等も、最初はこの種の製品を販売していた。これらのエンジン付き自転車(ペダル付きバイク)は、モペットと呼ばれており、日本国内では衰退しているが、西欧の諸国では、いまだに製造販売されています。


一方、現在の原動機付自転車はむしろ、小型のコミューターとしての側面が大きいといえます。スズキ・チョイノリのような特殊な例を除き、現在の市販車両の多くは自転車が持つ軽快な機動性よりも、乗り心地、ホンダ・カブに実用的な積載性と経済性、スクーターに典型的な加速力や便利な機能(ヘルメット収納スペース、セルスターター、自動チョーク、自動変速機等)を追求しています。またレジャーバイクなるものも存在し、代表的な市販車としてホンダ・モンキーは乗用車のトランクスペースに積載可能でありカブ系エンジンを搭載した超小型バイクです。


バイク史の変遷をたどれば、1980年代のバイクブーム時代は100km/h近くに達する最高速を誇る所謂「ゼロハンスポーツ」が鎬を削りました。その一方で日本では道交法から制限速度は時速30kmとされ、自動二輪車に比べ制限速度の制約が大きく、二人乗り禁止、交差点で二段階右折が必要とされる場合があるなど、実用面における原動機付自転車は自転車とオートバイの中間的な位置付け若しくはオートバイとは異なる位置付けにされることがあります。


現在の市販車は、速度上限装置を設けメーカー自主規制にて60km/h以上の速度が出せないような構造になっているのが一般的です。このため、自転車の語を外した略称として原付(げんつき)という語がよく使われます。さらに自転車の俗称であるチャリンコを略したチャリと合わせて、「原動機付チャリンコ」の意味で、俗に原チャリ・原チャと呼ばれることがあります。報道では「ミニバイク」と呼ばれることが多いようです。また、三輪のものは原付三輪(げんつきさんりん)やスリーターと呼ばれホンダ・ジャイロなどがこれに当たるそうです。

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